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2009 年 10 月 2 日

人権に配慮した利用者支援について

カテゴリー: NEWS — 福祉ネット大和川 @ 12:31 PM

先日人権に関する職員研修を依頼され、施設長さんの事前に正体を明らかにせず「単なるボランティア」として現場を事前調査してほしいという要望で半日現場を見学しました。

施設長さんは「うちは職員が人権意識が低くて、そこが私の一番の悩み・・・」とおっしゃっていたのでどんなにひどいところかと思いましたが、ベテランから若い職員まで利用者に対しての言葉かけは「丁寧語」が徹底され、呼称も上の名前に「さん」付けすることが徹底していました。私のような外部の見学者は勿論、職員同士も上司部下にかかわらず「丁寧語」で会話されており、感心しました。

一方で作業場面は大変厳しいものがあり、休憩時間まで自閉傾向の強い利用者を含めて作業への集中を求める場面が多くありました。

生活介護班では40分程度作業に取り組んだら休憩と音楽などリラックスたいむがあり、しっかりした実践内容を感じました。

「これ以上なんの人権研修したらいいのか・・」と施設長さんに言いましたが、施設長さんは「まだまだ不十分、人間の尊厳や権利についてのあなたの話が一番必要と思っている」とおっしゃり、どんなはなしにしたらいいか困ってしまいました。

風太郎